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BLOGおはようございます。HIDERUです。
昨日は都内の幼稚園の10メートルある大きな壁に子供達と一緒に絵を描きました。
子供達も発散できて喜んでいました。
大きな絵を描くのってやっぱり気持ちいいです。

そもそもアートで食べていけるの?

子供の頃ってみんな天才です。
しかし、
美大、芸大を出ても、自分の純粋な作家性だけで食べることができている人はほんの一握りで、
美術の仕事についても、いつの間にか下請け仕事ばかりになってしまう人もたくさんいます。
なるべく好きで自由に描いた絵や作品がお金になって食べていけたらいいですよね。
確かにアートの道で食べていくのは大変ですが、しっかり着実に道を歩んでいけば大丈夫です!好きなアートで生きて行けます!
今日はデッサン力、描写力、色彩センス、創造力といった美術の能力を生かし、
実際に僕がやってきた仕事を元に正直に書きますので参考にしてくださいね。
小さい頃から知識として知っておくと将来の成功率が高くなりますよ。
1.画家、絵描きとして生きていく

好きな絵だけ描いて暮らせたら幸せですよねー
世界中で個展を開いたりして純粋に自分の描きたい絵で食べていけたら最高ですよね。
以前のブログでも書きましたが、
いい作品を作れば売れるとは限らなくて、大事なのは作品+αです。
+αは何か?作家自身のストーリーが入っていて見るものの心を動かすことだったり、ファン(顧客)を作ることです。
オンラインが発達したこの現代においては、画家として生きていくのはだいぶ実現しやすくなっていますよ。
2.彫刻家、造形家として生きていく

僕は長いこと、博物館などの大きな恐竜を作ってきた造型師でもあります。
純粋な自分の作品も大きな彫刻やオブジェ、インスタレーション作品を作ってきましたが、
それは大して売れませんでした。
仮に作品の魅力があったとしても、日本の住宅事情で大きな彫刻作品を個人で買う人って、ほとんどいませんよね。
活路としては、コンペなどに応募して賞をとってきっかけをつかみ、街づくりなどで公共に置かれる彫刻作品を作って生活している人が多いですね。
でもインテリアになるような小さくて魅力的なオブジェなら売れっ子になれます。
自分の作家性は出せなくてもいいから何しろ物づくりが好きな人は造型屋さんに勤めてみるという道もあります。
3.映像作家として食べていく

これも純粋な映像作品で収入を得て作家として生きるのは大変な面がもちろんあるけれど、
皆さん認識している通り、今、5Gの時代が訪れ、ますます映像コンテンツの需要がものすごく高いですよね。
センスの良い映像を作れる人は引っ張りだこになって活躍できる時代。
僕はもともとクラブでVJ(ヴィジュアルジョッキーの略、即興で音に合わせ映像演出する人)
をやっていたのをきっかけに、仕事が来るようになって、PV製作や舞台での映像演出の仕事をしていました。
今はプロジェクションマッピングなど、どんどんテクノロジーの進化で面白い表現ができそうですし、
最新テクノロジーと密接なジャンルは伸びていくのでどんな時代でもオススメです。
4.フラワーアーティストとして食べていく

僕はお花が好きで、ブライダルのフラワーアレンジメントを製作する会社で働かせてもらっていた時期がありました。
新婚のお客様と打ち合わせして披露宴のイメージに沿ったプランニングして、製作する大変だけど楽しい仕事でした。
しかし純粋なフラワーアーティストとして生計を立てている人にはなかなか会ったことはありません。
そこは画家や彫刻家と同じで作家性だけで食べていくのは大変なんですね。
5.絵本作家

一時期、「嵐のよるに」を書いたミリオンセラー作家、木村ゆういち先生主催の絵本講座に通っておりました。
僕自身はまだ商業出版に至ってないのですが(笑)、周りには絵本作家デビューしている人が結構います。
絵本の世界って本当に自由で大胆な表現が生きる素敵な世界ですよね。
子供の感性が生かされる職業なので是非目指して欲しいです。
生活が不安定な絵描きにとっては、印税収入って素晴らしいですよね。
6.アートディレクター、舞台演出等

いろんなアートやいろんなアーティストをまとめて手がけたりする楽しいやりがいのある仕事です。
僕はカフェやチョコレートショップのアートディレクションやイベントや舞台の演出をしていました。
予算や見積もり、それからたくさんジャンルやたくさんの要素を総合的にまとめて演出するので大変ですが、とても充実感のある仕事です。
7.美術の先生、美術講師。

多くの画家が美術の先生をしながら絵を描いている人が多いですね。
もし子供にお金持ちになって欲しいなら、学校の美術教師などの公務員はオススメしません。
やるのならば自分で教室や学校を作るか、今ならオンラインでもできますね。
アートの先生×絵描きの組み合わせは現実的には一番安定しているように感じています。
芸術家やクリエイターで食べていける可能性がたくさんあるいい時代

アート系の仕事は他にもたくさんありますが、僕が実際にしてきた仕事や関わった仕事をあげてみました。
結局、どのジャンルでも、作家としての価値で売れるほど収入は大きくなります。
狭き門ではありますが、ぜひ目指して欲しいです。
ちびっこたちには、大きな夢を見て実現させて欲しいです。
現実は純粋な自分の作家性だけで食べていくって大変ですし、売れっ子の画家になったとしても、今月は100万円分絵が売れたけれど、翌月は0円だったりする不安定な職業ですので、
現代においては、この道一本でやっていく、というタイプの人より、柔軟性がある人の方が現実的には
成功しやすく思います。
僕がオススメするのは依頼を受けて作る仕事としての制作と、純粋な作品の両立が良いと考えています。
もしくは、絵の先生やディレクターを掛け持つなど、純粋な作品制作との複業画家(や彫刻家など)
というスタンスがオススメです。
オンラインが進化した現代なら、自分でファンを作りオンラインで絵を売ったり、オンラインで絵の先生をすることも
可能ですもんね。
今日のお話、子供達が大人になる頃には
状況も変わっているかもしれませんが参考になったらいいなと思います。
親が通わせたい子供のお稽古事としてはアートは順位が低いようですが、
独創性、アート思考、心が重要となるAI時代到来のこの時代においては、一番優先して良いのではないかと思っています。
美術系の仕事だけでなく、どんな仕事についても間違いなく役に立ちますよー。
アートの才能を活かした将来の仕事 まとめ
