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絵本紹介「ドームがたり」8月15日 子どもと平和について考えよう。
2020/08/14

こんにちは!HIDERUです!

晴れの暑い日が続き、夏真っ盛りですねー。

ぼくの家にもセミの声が響きわたります。

明日は8/15は終戦記念日です。

戦争を実際に体験された方がだんだん少なくなりました。

何があったのか、子供達にも語り継いでいかないといけないですよね。

今日は戦争にまつわる絵本のご紹介です。

きつい描写のない読みやすい本を選びましたので、敬遠しないでください、、

絵本「ドームがたり」

「ドームがたり」

作:アーサー・ビナード

画:スズキ コージ

出版社:玉川大学出版部

https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=329

知ってるーって方も、よかったら

また読んでみてくださいね。図書館にもあると思います。

原爆を扱った絵本には生々しくてビジュアル的にも見るのも読むのも辛い絵本もありますが、

この絵本は親しみやすく優しい絵と文体で描かれています。

とはいえ、スズキコージさんのインパクトのある画風とストーリーにより温かさと悲しみが同居し、心に沁みいってきます。

ドームがたりの主人公 ドームくんの本当の名前

原爆ドーム

このお話の主人公は、「ドームくん」

本当は、

「広島県物産陳列館」

これが、ドームくんの本名です。

広島の郷土品が集まる平和な場所でした。

「広島のみなさん!ぼくのなかをどうぞのぞいてください。ぶっさんがたくさんずらずらずらずらり!」

しかし

本名で呼ばれた期間はとても短い間でした。

ドームがたり〜「お国」って誰のこと?

ドームくんは思いました。

学校では、「お国のためにがんばれ」

「お国のために尽くせ」

どうも気になるなぁ・・・・

その「お国」って誰?

ぼくが20歳くらいの頃から、

売るおじさんも買うおじさんも

みんな「戦争に勝つ」っていう話をするようになった。

「戦車でやっつけるぞ」

「戦争はもうかるぞ」

ドームがたり〜ドームくんが見た1945年8月6日の朝

シャッシャッシャァァァァ夏は毎朝、クマゼミたちがでっかい声でなく。

ぼくの胸にとまってくれたりもする。

シャッシャッシャァァァ 1945年シャッシャッシャァァァ

8月6日の朝

空には飛行機がブーーーーン・・・・・

あれはアメリカ軍の・・・おや? なにか落とした。

* * *

この後、ドームくんはスケスケの体になりました。

9月の台風で海に放射能が流れ魚や貝にも刺さっていったことも描かれています。

ドームくんは言います。

みんな戦争が終わってよかったというけれど、

戦争は本当に終わったのか?

遠くで、次の原爆、その次の原爆が見えると。。

原爆のかけら(放射能)は10000年も残るんだ。

売るおじさんと買うおじさんがまた広島にやってきて

今度は「原発」の話。。。

* * *

ドームがたりが生まれたきっかけ

原爆には

『ピカ』と『ピカドン』がある。

作者のアーサー・ビナードさんは疑問を持ちました。

なぜ言い方が2通りあるのだろうか?

それがこの本を絵本を書こうと思ったきっかけとなりました。

今ではご存知の方も多いと思いますが、

広島ではウラン型、長崎ではプルトニウム型が使用されました。

アメリカの学校では「原爆投下は正しかった」「原爆は必要だった」と教えられたのだそうですが、実際はアメリカによる日本人の人間の人体を使った核実験ですよね。

戦争は殺し合いで金儲けしたい人間が起こすもの。

ぼくは、このコラムを書いているだけで重い気分になって途中で手がとまってしまいました。

きっとアーサー・ピナードさんとスズキコージさんは、この絵本描くのは相当しんどい想いをしながら描いたんだろうなぁと感じました。

でも、お手にとって読んでみていただけましたら幸いです。

綺麗事かもしれないと思いながらも、

平和のために、子供達のために、自分ができる小さなことから、アクションを起こしていきたいと思います。

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