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岡本太郎「自分の中に毒を持て 」子どもたちにも伝えていきたい。
2020/10/15

こんにちは。HIDERUです。

今日は僕の人生を変えた本のご紹介。

僕の人生に影響を与えた3冊を上げるならば

1 岡本太郎 「自分の中に毒を持て 」
2 手塚治虫 「火の鳥 鳳凰編」
3 司馬遼太郎 「竜馬がゆく」

となります。

いずれも20代前半の多感な時期に読んだので、頭と心にパンチを食らったような衝撃でした。

今日は心底尊敬する岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を紹介します。

「自分の中に毒を持て」-あなたは常識人間を捨てられるか-要約

この本のサブタイトルに
ーあなたは常識人間を捨てられるかー
とあります。

岡本太郎といえば、太陽の塔が有名な日本を代表する芸術家ですが、
この本の内容は、全人生、魂、信念を、一切妥協せず自分の芸術に捧げた太郎さんだからこそ書けた、火傷するほど熱い本なんです。

僕の人生に衝撃的インパクトを与えたこの本、今まで何人にも読んでみてと言って、プレゼント(押し付け気味に 笑)してきました。

決してただの偉人の名言集ではなく、岡本太郎の信念、作品、生き方がめくるめくように一体となって、自分が本当の自分を生きているか見つめなおしてしまうような本なんです。

このアルティキッズの生徒さんの親御さん全員に配りたいくらいなんですよ。

太郎さんは問いかけます。
「人間にとって本当の成功とはなんだろうか?」
「本当の幸せとはなんだろうか?」

この本を読んだのは美大を卒業し作家活動を頑張っていた20代前半。

芸術家、特に現代アート作品を作って生きていくなんて、困難しかない時期で、
生き残りをかけたサバイバルゲームのような日々でした。

突き刺さる岡本太郎のエピソード

そのとき出会ったこの本には、固定観念や甘えた心を根底から覆しぶっ飛ばしてくれるような言葉ばかりが書いてありました。

「危険にかけなきゃ生きる意味なし」
「誰しも安全な道をとりたがるけれど、それで本当に自分を生きていると言えるのか?」
「怖ければ怖いほど、そこに飛び込め!

子供であろうと、世のなかの不条理とは真っ向から対決する

岡本太郎は、軍国主義時代の小学校の時から教師とも衝突し、小学校1年の間に3回も転校したエピソードが書いてあります。


子供であろうとちっぽけな存在であろうと、世のなかの不条理とは真っ向から対決する姿勢をずっと貫いてきたんです。

徴兵されて戦地に送られても、矛盾や不条理に真っ向から対決し決して自分の信念を曲げない太郎さんは
「日本は勝てない」と口にし、上官からぶん殴られました。

パリ留学から帰ってきて、岡本太郎は
それまでの日本のわびさびに根ざした渋い色調の絵画が主流の日本の美術界に、
原色バリバリの色彩の、しかもまるで縄文時代のような力強くプリミティブな絵画を
ぶち込みました。

美術界からは散々批判されました。

「あなたはこんなことや発言をしていたら、美術界から消される」
「社会から消されるぞ!

とまで言われましたが、岡本太郎は

「消されるなら消されて結構!とことん戦う」

と言って自分を貫きとおしました。

岡本太郎の代表作「太陽の塔」に込めた本当の意味

同じポーズをとるHIDERU(笑)

あの大阪万博のシンボルである太陽の塔、
大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」でしたが、
実は岡本太郎はそのテーマと真逆と言っていいメッセージを込めて、あんな現代の縄文土器のような作品にしたのです。

進歩と引き換えに野生を失っていく人間につきつけました。


己の本質を生きろって。

芸術は爆発だ!この言葉の意味は

「芸術は爆発だ」
岡本太郎のこの名言、これは絵描きやアーティストだけに放たれた言葉ではなく、
この世界に生きるすべての人は芸術家だあるという意味を含んでいます。

「芸術とは生きることそのものである。
人間として最も強烈に生きる者、
無条件に生命を突き出し爆発する、
その生き方こそが芸術なのだ」

この本を読んだら、ちょっと凹んだくらいで現実から逃げたりする自分がものすごくちっぽけに感じます。

ちょっと仕事がうまくいかなかったくらいで、こんな時、岡本太郎ならどうだろうか?
と考えます。

「人間にとって本当の成功とはなんだろうか?」
という問いに太郎さんはこう言っています。

人間にとって本当の成功とはなんだろうか?自分の夢に向かって、自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうかではないだろうか。夢がたとえ成就しなかったからとしても、精一杯挑戦して。それで爽やかだ」

岡本太郎の生き様

岡本太郎

無償、無目的に己の全存在を今この瞬間瞬間に賭けて生きた岡本太郎。

巨木にまたがり崖を滑り落ちる祭りに参加したとき、周りの人間は「太郎さん、やめてください。死んじゃいますよ」と止めたことがありました。その時太郎さんは、

「死んで何が悪い!祭りだろ!」と言ったエピソードもあります。

そんな生き方が自分にはできるだろうか?

本当の自分の人生を生きていると言えるのだろうか?

最近では、芸術家のみならず、ビジネス系のユーチューバーがこぞってこの本を紹介しているのもとてもうなずけます。この本に影響を受けた成功者がたくさんいます。

先行き不透明なこの時代に、今またこの本の輝きが増したのだと思います。

岡本太郎「自分の中に毒を持て 」 要約 まとめ

どうでしたか?こんな生き方もあるんだよっていう思いを込めて紹介させていただきました。

お子さんをお持ちの親御さん、そして保育士さんやアートや教育に関わる方、
一度手にとって読んでみるのも良いのではないでしょうか?

・本当に自分の人生を生きているか?
・道に迷ったら危険なほうに賭けろ。
・今の先の見えない時代に読んで欲しい本

【amazonリンク】
『自分の中に毒を持て』岡本太郎/青春出版社 

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