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おもちゃは少ない方が子供の可能性が伸びる。知育玩具を選ぼう
2020/06/05

こんにちは。HIDERUです。

この外出自粛期間中、大掛かりな断捨離を実行したところ、
とても部屋が広くなって快適になりました。


画家や芸術家の部屋と言うと、絵の具や画材が散乱してたりするイメージをお持ちの方もいるかもしれないですが、僕はある一つの事実から部屋はなるべくモノを置かないようにしています。
それは

「床面積とクリエイティビティは比例する」

ということなんです。
すっきりした空間からくっきりした思考、アイデアが浮かんできます。

それにも関連して、今日は
「おもちゃは少ない方がいい」
というお話です。

おもちゃの量と創造性は反比例する

この変化の激しい時代に将来成功するには創造性がとても重要です。
では、お子さんの創造性を伸ばすためにはどうすれば良いのか、
適切なおもちゃの与え方についてもいくつかの研究があります。

子供は誰しも遊びます。
しかし遊びを仕向ける方法と、何で遊ばせるかが重要なんです。

子供の可能性を伸ばすための、いくつかの研究や実践者の話には共通点があります。
それは、おもちゃは減らすことです。

アメリカ中西部オハイオ州の工業都市にあり、芸術にも力を入れているトレド大学の研究者による最新の研究で、おもちゃを少ししか持っていない子どもの方が、自分で工夫して独創的に遊び、集中する力も高いことがわかりました。

この研究では、生後18ヶ月から30ヶ月(1歳半~2歳半)の幼児36人を2つのグループに分けました。

・4個だけおもちゃのある部屋で遊ぶグループ

・16個のおもちゃがある部屋で遊ぶグループ

バッテリーで動くものから、車輪がついているもの、形や数え方などを教えるといったものなど、

たくさんの種類のおもちゃを用意しました。

その結果、4個だけおもちゃがある部屋の子供たちは、16個のおもちゃがある部屋の子供たちよりおもちゃで遊ぶ時間が108%長い上、様々な方法でおもちゃで遊んでいました。

遊び方はより想像力豊かで深く、洗練されていました。16個ののおもちゃがある部屋の子どもは、次々とおもちゃを変えて遊ぶ傾向がありました。

少ないおもちゃでずっと遊んで、一つのことに熱中する時間が長くなったのです。

おもちゃの数が少ないことによって自分で独自の遊び方も考え、目の前にある一つのおもちゃに集中してどのように使うか考えるようになったのです。

おもちゃをたくさん与えられた子どもは、自分の頭で考えなくなってしまうのです。

思い出してみると子供っておもちゃがないときでも、そのへんにあるダンボールなど、どんなものでも遊びに変えてしまう能力がもともと備わっているんですよね。

おもちゃが少ないとメリットが沢山!

おもちゃは少ない方がいい

おもちゃが少ないと良いたくさんの理由があります。

・ものが少なければ、この少ないものでどうやったら自分のやりたいことを実現できるか自分で考える癖がつきます。

・集中力が育まれます。あまり刺激の強いおもちゃが多いとADHDにつながるという説もあります。

・一つのものを大事にする心が育ちます。

・ものを丁寧に扱い、本当に質の良いものを選ぶことができるようになります。

・友達とおもちゃや道具を分け与えるようになります。最初は独り占めしていた子も、時が経つに連れ譲ってあげることができるようになります。

・なんでも欲しいもの全てが手に入るわけではないことを学びます。

・整理整頓された空間が好きになっていきます。

・親にとっても片付けが楽になって、家が片付くことで、気持ちがすっきりしたり、イライラが治ったりします。

子供の創造力を伸ばすのに最高のおもちゃは?

アメリカのスタンフォード大学の心理学部では、子供のやる気に関する研究が世界的権威であるキャロル・ドゥエック教授を中心に盛んに行われています。

そして幼児教育に関しては、付属の保育施設「ビング・ナーサリー・スクール」があり多くの研究者や学生が訪れ、子供の観察や分析をし、最新の研究しています。

この施設は、子供の本能を刺激するさまざまな工夫をしていて、とても人気があるため入園希望者が2000人にのぼるそうです。

ベス・ワイズ副園長はこう言っています。
「子供たちの想像力と創造力を伸ばすのに必要なおもちゃ、
それは、砂、水、粘土、絵の具、ブロックです」

最先端の科学技術の成果を事業化することを目ざして設立された企業、「ハイテクスタートアップ」のCEOブラッド・ハーカビーは
「最近はあまりに多くの親が、子供の生活に首を突っ込みすぎだ。これではイノベーター、つまり自分の頭で考えることができる人間は育ちません」
と言っています。

親が子の周りをうろつきすぎることもよくないのです。
大人たちがすることは、子供たちのアイデアを実現する手助けなんです。

与えるとすれば、想像力と発明を促さすおもちゃにしましょう。

完成品を沢山与えてしまうより、なるべく子ども達自らの手で生み出してもらうことができるおもちゃが良いですね。

LEGOなど、知育教材になるおもちゃがおすすめ

小さい頃って何で遊んでいましたか?
僕はレゴばかりやっていた子供でした。
レゴってブロックの組み合わせという枠の中で、自分で自由に無限に創造できる良いおもちゃですよね。

組み合わせて作るという、適度な制約の中での無限の自由、適度に混ざっている人形などの具体的な形のパーツ。

工夫したり作り変えて無限に想像力を働かせることができます。

こういった自分で発想できる知育になるおもちゃっていいですよね。

ちなみにLEGOプラスティック、ついに環境に配慮した植物由来のプラスティック製品に切り替える挑戦を始めました。原材料はサトウキビ。こういった姿勢もLEGO社は素晴らしいですね。

自分の子にはiPhoneやiPadを与えなかったスティーブ・ジョブズ

前述したビング・ナーサリー・スクールは、おもちゃとテクノロジーは少ない方がいい、という方針でしたが、同じくアップルコンピューターのスティーブ・ジョブズは自分の子どもにiPhone やiPadを使わせませんでした。

最初のiPadが店頭に出回りはじめた頃、ジョブズは「うちの子どもたちは、まだ使ったことがないんだよ。家では、子どもたちがテクノロジーを使う時間を制限しているからね」と言っていました。


iPhone やiPadといえば、最先端のおもちゃと言える代物ですが、開発者のジョブズは自身は中毒性と依存性の高いこの最先端のおもちゃを自分の子供に与えなかったのです。

おもちゃは少ない方が良い〜まとめ

・おもちゃが少なければ自分で考えたり工夫する力が育つ。

・おもちゃをたくさん与えられた子どもは、自分の頭で考えなくなってしまう。

・おもちゃを与えるなら創造性を育てるものや知育になるものを。

今回参考にした本は、
「未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの」トニー・ワグナー (著), 藤原朝子 (翻訳)

子育て世代の方には是非読んでほしい本です。

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